カルアミルクの流儀

カルアミルクをわかりやすくする日記

公認会計士の短答式試験に10か月で合格しました!軌跡を軽くご紹介します。

Twitterや生放送で鬱陶しいくらいに合格アピールをしたので

私も皆さんも食傷気味でしょうが、一応ブログでも残しておこうということで

更新したいと思います。

 

タイトル通り、公認会計士の一次試験(短答式試験)に合格できました。

得点率76.8%で、合格ラインは71%だったので、結構余裕をもって受かることができました。(上位3.5%ほど)

 

点数としては、

財務会計論 計算 88/112

                      理論 72/88

管理会計論 計算 44/60

                      理論 25/40

企業法      65/100

監査論      90/100

総合       384/500

でした。

 

2022年2月にCPA会計学院に入学してから、約10か月の道のりです。

始めたころは簿記を全く知らない状態でしたが、簿記三級の範囲は一週間ほど、

簿記二級の範囲は二週間ほどで大まかに学習したので、

二月末には会計士の勉強をスタートできました。

(あくまで大まかです。簿記の試験に受かるレベルでは全くありませんでした)

 

実は当初は2022年12月の一次試験を受ける予定はありませんでした。

CPA会計学院に入学する前、講師との面談をしましたが、その際に、

①「10か月で合格は容易ではない」

②「現状会計の勉強に専念できないなら厳しい」

という話を聞かされたからです。

当時の私は職業訓練校に通っていて、プログラミング(JAVA)を習っていたので

会計の勉強に費やせるのは多くて四時間で、それでは厳しいとのことでした。

 

職業訓練校は残り二か月で卒業するので、それからは専念できる」

という話もしたのですが、現状専念できないなら厳しいとのことだったので、

2023年5月の合格を目標としました。

 

「プロの講師が言うならそういうもんなのかな」と思う反面、

「短期で受かる人もいるし、合格は早い方がいいので12月に合格したい」という

気持ちもありました。

また、仮に2023年5月に一次試験に合格したとしても、三か月後に控える

二次試験に合格できるか不安でした。勉強期間がいくらなんでも短すぎます。

12月と5月では一次試験の合格率が全然違うことにも4月ごろに気づきました。

12月のほうが合格率が高いので、「やっぱり12月がいいんじゃないかな~、

でもプロの講師が言ってるしな~」と気持ちが揺らいでいました。

 

気持ちは揺らぎつつも、2023年5月を目標に勉強をしてきました。

会計士の勉強は、学校がスケジュールを作ってくれるので、それに沿うだけです。

「今週はこの授業を受けてください」「来週はこの試験を受けてください」

的な感じです。

しかし2023年5月目標だとスケジュールがゆるゆるで、プログラミングと会計の2足のわらじをしているときでさえ時間を持て余していました。

「これ、専念できるようになったら時間を持て余してしまうよ」

という気持ちが芽生え、やっぱり12月受験のほうがいいんじゃないか、と自問自答していました。

 

転機が訪れたのは5月ごろでした。

別の講師に学習の相談をした際に、

現状のスケジュールだと緩すぎる旨を伝えたところ、12月に変えたほうが良い、

と言ってくれたので12月に路線変更しました。

 

それからはスケジュールが過密になり、かなり忙しくなりました。

 

その講師とはその後何度も学習相談を行い、

「企業法と監査論は早いうちから勉強してもどうせ忘れるから7月末からで良い」

とか

「理論科目はテキスト読まずに問題集を回転させまくるだけでよい」

とか

「計算科目もテキストと短答対策問題集を回転しまくれ」

とか

他の講師は絶対に言わないようなアドバイスをしてくれました。

(ほかの講師は問題集を解きまくる勉強法は基本お勧めしていません。)

 

私の性格を加味してのアドバイスだと思いますが、これがかなり私のスタイルにはまり、勉強を続けることができました。

 

私の勉強の進め方ですが、まず授業を受けますね。

受け終えた後は、「やば、今の授業全く分からなかった」という感想を持つことが

ほとんどでした。(管理会計論は特に全部意味不明でした)

授業を終えた当日、次の日、3日後、1週間後に勉強を振り返り、なんとか理解する、

これを愚直に繰り返す、を毎日続けました。

これがホントにしんどいものですが、なんとかやり切りました。

 

こうして月日が経ち、9月上旬にすべての講義を消化できました。

講義は全200講義ほど、1講義2時間30分ほどです。

これだけで会計士の勉強範囲のえげつなさがけっこうわかりますね(笑)

 

9月下旬から「短答直前答練」、「公開模試」というテストが始まります。

これは一次試験対象者向けのテストで、短答直前答練は全4回、公開模試は1回行われ、

難易度も本試験を想定したつくりになっています。

公開模試は他校の生徒も受けられるテストです。

 

これらのテストでよい点を取れると本試験の合格に近づくので、気合を入れて臨みましたが、

基本ボロボロでした。

試験結果の全体の順位、合格ランクとかもでるのですが、

第1回の直前答練では上位30%、第2回も平均点レベル、と散々でした。

(会計士試験は合格率が10%を切る試験なので、上位30%はお話になりません)

 

これまで順調に学習が進んでいただけにかなりがっかりしました。

特に、得意だと思っていた計算科目がボロボロでした。

これまでのテストはテキストの例題に毛が生えたような問題が多かったのですが、

直前答練はかなり捻った問題が出題されるので、応用力がないと解けない問題が多かったのです。

 

特に第2回の財計は120点中16点という、鉛筆を転がした方が良い点数になったので

かなり心に来ました。

 

そういった旨を講師に相談したところ、

「直前答練は本試験より捻った問題が多いので点数やランクは参考程度でよい」

と言ってくれました。どこまでもメンターな講師です(笑)

 

その後第3回、公開模試は上位10%ほどの点数を取れて気を良くしていましたが、

第4回のテストはボロボロで、順位も壊滅しました。

特に管理会計論は100点中32点です。これ足切りです。問答無用で落ちます。

 

本試験2週間前の試験でこの結果だったのでかなり萎えましたが、3日後には吹っ切ることができました。

そんなこんなで本試験当日、

五里霧中、四面楚歌、孤城落日、油断大敵…我、今、生涯に於ける絶対的危地…
 絶句舌根、死屍累々、阿鼻叫喚、破天破漢…されど、我、未だ死なず…」

という気持ちで試験に臨みましたが、

直前答練なんかよりも解きやすい問題がほとんどだったので、

企業法以外はスルスル問題が解け、結果、冒頭の点数を叩き出せました。

直前答練とはなんだったのか、という点数です。

(ていうか直前答練は問題捻りすぎてるんじゃ・・・)

 

そういうわけで私がこれから公認会計士を目指す方々に贈る言葉として、

 

①絶対にあきらめない、というマインドを持つ

②テストの結果で一喜一憂しない

③うだうだ言ってないで勉強しろ!

④信頼できる講師に相談する。合わないと思ったら変えればいい。

⑤過去の合格者の勉強法は当てにしてはいけない。2年前と今は勉強法が違います。

 

を心掛けてほしいです。

需要があればもっと各科目について細かく書いていきますが、

今日はこの辺で!