カルアミルクの流儀

カルアミルクをわかりやすくする日記

元カードショップ店員が本日Twitterで話題のカード買取騒動に思うところ

note.com

2023/1/17の朝、こんなツイートがタイムラインを流れてきました。

元カードショップ店員としてタイトルが気になり、noteを見てみました。

 

詳しくは上記のノートを見ていただきたいのですが、要点をまとめると、

 

・執筆者は秋葉原のあるカードショップにカードの買取を依頼した

・傷有り判定を出されたが、傷の箇所を尋ねたところ、

 「ルールなので傷の箇所は答えられない」と返答される

・傷の箇所を答えてくれないと売れない、と追及したところ、急に逆上され、

 警察を呼ばれ、出禁になった

 

とのこと。

 

これを読んだ当初の感想としては

「え、こんなカードショップあるの!?」って思いました。

 

以前ブログで紹介しましたが、カードショップの利益の柱は中古カードです。

kaluahmirk.hatenablog.com

特に傷有りのカードは利益率が高く、お店としては何としても買い取りたいので、

お客様に納得していただけるように注意を払いながら買い取ります。

 

なので買取をしてくれるお客様に対しては特に丁重に扱うし、

傷の箇所を聞かれたら当然答えるし(買い取る以上当然ですが)、

逆にそれができないカードショップは利益が出ずに潰れると思うので、

このnoteの内容嘘っぽいな~と思っていました。

他にも、

・執筆者に落ち度がなさすぎる点、

・逆上する過程もさすがにオオゲサな点から、

脚色も多いんだろな~と思っていました。

 

そして本日午後、お店側がツイートで弁明を行いました。

 

・確かに傷有りの箇所は伝えておらず、出禁扱いにした

・しかしその客には、「買取枚数が多い場合、傷有りの箇所については答えられない」

 という旨を以前から何度も説明をしてきたが、一向に理解してもらえず、店側も対応 に困っていた

・今回も買取の際に騒がれたので警察を呼んで対応した

 

とのことです。

お店側の書かれていることが本当ならば、

「あーやっぱりnoteの内容は脚色入ってたのか~」

と思うのと同時に、

「傷有りの位置答えてないんかい!」

とビックリしました(笑)

 

よく今までお客様側もカード売ってましたね。

カードをお店に持ち込んで査定してもらって、

「傷有りなので買取価格半額です。理由言えません」

で納得できる人いるんでしょうか。

もちろんお店の方針としてこういう風に定めていて、

お客様がそれを納得しているならばOKですが、常識的に考えて

「そうはならんやろ」と思えてしまいます。

 

多くのカードが持ち込まれた場合 (今回の場合20枚ほどのようです)、

店員が分担して買取をするため、

傷の位置をすべて把握している店員がいない、との言い分を述べていましたが、

お客様からすると関係ないので納得できないと思います。

 

私が元働いていた店でも店員が買取を分担することなんて日常茶飯事でしたが、

店員同士で傷の箇所を確認し合っていたので、

「傷の位置がわからない」なんてことは起きませんでした。

 

話が逸れてしまいました。

これからは自分の意見を纏めます。

 

まずnoteの執筆者についてです。

noteの内容のみを考慮すると、

脚色や嘘が多く混じっているような気がします。

というのも、すべて事実ならお店側が「ヤバすぎる」ので、そんな店は

淘汰されているでしょうから。(最近できた店を除く)

仮に事実だとするならばもっと詳細な情報が必要です。

ハンターハンター?の画像もなんか違う気がします(笑)

 

続いてお店側です。

店の方針として「買取枚数が多い場合、傷の位置は言わない」を掲げていて、

お客様にそのように説明しているのであれば、

経営として全く問題ないと思うので、

お店の言い分が真ならばnoteの執筆者は完全にクレーマーです。

出禁でも致し方ないでしょう。

逆にお店側にも嘘が混じっているとしたら双方信憑性なし、

ということで判断できません。

 

なんか人狼ゲームしている気分になってきました(笑)

 

朝、noteが執筆された時点では、

noteの執筆者に同情する声、店舗名を出して貶す声、が多かったように思えますが、

フェイクニュースがあふれている現代では、一方の主張ばかりに目を向けず、

一歩立ち止まって考えることがやっぱり大切なんだと気づかされる事件でした。