カード屋の原価率とか利益率を教えよう
以前このブログに
カード屋の利益の柱は中古カードだ、という
話をしたと思います。
売値が100円のようなカードは10円くらいで買い取るし、
1,000円くらいなら500円くらい、
人気カードなら売値の6割で買い取るので、
利益率は40%~90%にも上ります。
(たまにカードいらないので無料で引き取ってくれ、みたいなことも
いわれるので、その時は利益率100%である(笑))
じゃあ新品のパックはどのくらいの利益かといいますと、
だいたい20%です。
つまり
遊戯王カードは税抜きだと1パック150円、
1BOX(30パック)だと4,500円、仕入れ値は3,600円なので、
1BOX売れても900円しか儲からないわけです。
超薄利多売です。
(これ全部売れて900円なのです)
メジロマックイーンのカードスリーブの
ほうが全然利益率が高いです。
逆に中古カードぼりすぎだろ!
って声が聞こえてきそうですが、
やはり中古カードは「売れ残るリスク」や「値動きリスク」を
考えるとこの利益率になってしまいます。
仮に1,000円のカードを4枚買い取ったとして、
2,000円で売るとします。
そうすると2枚以上売れないと赤字です。
半分売れるのは簡単なようでけっこう難しいです。
また、昨今のカードゲームは
どのゲームもインフレが激しいので、
基本的に昔のカードは値段が日々落ちていきます。
買い取った時は2,000円で売れるポテンシャルを持っていても、
半年後には1,000円になっている可能性もあります。
再録された日なんて価値激減です。
ルール改定なんてされると暴落です。
そして、こんなことはけっこう頻繁に起きてます。
(かつて4,000円だったトリシューラも今となっては・・・)
カードは時の流れによって価値が落ちることはあるけれど、
価値が上がることはめったにないもの。
リスクが高い世界なのです。